正しいうがいのやり方
風邪の予防対策としてあげられる「うがい」
インフルエンザも流行るこの時期、毎日おこないたいものです。
しかし、一応やるけど、 正しいやり方 って案外知られてないですよね。
今日は「うがい」について書きたいと思います。
うがいの効果
僕たちののどは、1日に約20,000Lの空気が通っています。
ということは、菌やホコリもかなり吸い込んでいることになります。
想像するとゾッとしますね。ホコリを食してるようなもんですよ。
そこで活躍するのが粘膜と繊毛です。
この粘膜と繊毛が異物を捕まえて、体内に入らないようにしてるわけです。
うがいはのどの防御機能を高めたり、菌やホコリを粘膜ごと体外へだす効果があります。
つまり、うがいは粘膜と繊毛の働きを助けているんですね。
抗炎症作用と殺菌作用
うがい薬には、抗炎症作用のあるものと、殺菌作用のあるものがあります。
自分の喉の状態によって、これらを使い分けるといいでしょう。
では、抗炎症作用と殺菌作用はどう違うか、説明していきます。
抗炎症作用
炎症を抑えるものです。
口内やのどが炎症していて、腫れや痛みがあるときに用います。
殺菌効果はないので注意が必要です。
代表的なうがい薬:アズノールうがい薬(青い液体)
殺菌作用
名前の通り、殺菌するものです。
細菌に対して殺菌効果があり、ウイルスに対しても、動きを弱らせる効果があります。
普段の予防の他に、のどの痛みがある場合にも用いられます。
しかし、殺菌作用のあるうがい薬は1日2.3回にしましょう。
代表的なうがい薬:イソジン(茶色の液体)
うがいのやり方
さて、それではうがいのやり方を紹介したいと思います。
1、水を口に含み、軽くゆすいで吐き出す
俗に言う「グチュグチュぺ」ですね。まずは口の中をゆすぐだけでいいです。口の中のウイルスを外に出しましょう。
2、再度水を口に含み、上を向いて『おー』と言いながらうがいをして吐き出す。
やっときました。「ガラガラペ』です。
ポイントは、『お』でうがいをすることです。
理由は簡単、『あ』より『お』の方が奥まで届くからです。低い声でうがいをするのも奥まで届いていいですよ。
3、2を何度か繰り返す。
ですが、粘膜を傷つける可能性があるので、やりすぎはよくありません。
うがい薬は適量で
一つ誤解が多いのは、うがい薬は多く使えばいいということです。
実際は全く違います。むしろアウトです。
殺菌作用の強いうがい薬は特に、濃かったり使いすぎたりすると、かえって粘膜を痛めてしまいます。
毎回毎回うがい薬でうがいをするのもあまりよくないそうです。
医師の指示に従い、適切な回数のうがいをしましょう。
水道水でしっかりうがいをするだけで十分な効果があるという意見もあります。
鼻うがいも効果的
普通のうがいと合わせて行いたいのが
「鼻うがい」です。
僕は鼻うがいの時にこれを使ってます。
鼻うがいというと、痛いというイメージがあると思います。
僕も最初はそう思っていました。
鼻に水が入ると痛いですもん。
でもご安心を。
水道水だから痛いんです。
ではどうすれば痛くないか。
それは、人体の体液と同じ浸透圧である生理食塩水を使うことです。
[生理食塩水の作り方]
1、沸騰させたお湯を人肌くらいまで冷ます
2、1Lのぬるま湯に対し、9gの塩を入れて溶かす
たったこれだけです。
作るのがめんどくさい人は、生理食塩水を薬局などで買うか、鼻うがい用の薬を買いましょう(笑)
外から帰ってきたら正しいうがいをする。
これだけで、いつでものどを清潔に保てます。
たかがうがい、されどうがい。
こういう小さなことを心がけるだけで歌も声も変わってくるんです。
夏でも冬でもしっかりうがいを心がけましょう。
最後に
うがいは正しく、適切な回数で。
うがい薬も用量、用法も守って使わないと、のどによくありません。
正しいうがいを身につけて、自分ののどを守りましょう。
それでは最後まで見ていただきありがとうございました。
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