こんにちは、咲恵です。
いつのまにか夏が過ぎました。そういえばこの間お散歩をしていた時に、とても素敵な名前のバス停がありました。早速そのバス停から歌詞を作ってみました。
普段の生活の中にも素材が転がっています。アンテナを張っていきていくということはとても大切ですね。
さて、vol.25を迎える『咲恵先生のボイトレ奮闘記』。
今日は、「よく抑揚がないと言われる。歌の表現はどうしたら良いの?」というお悩みにお答えします。
歌を表現するとはどういうことか?
歌を表現する方法は様々なやり方があります。その中でも大きな影響を与える、「抑揚表現」について考えてみましょう。
抑揚がないと言われるあなたへ
「歌に抑揚がない」と言われたことはありますか?もし言われても、ではどうやって抑揚をつければいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。抑揚は無理やり強弱をつければ言い訳ではありません。指針もなく、「抑揚をつけよう」と思って見当違いのところに抑揚をつけてしまったら、曲の世界観を壊してしまうことになる可能性があります。では何を指針に抑揚をつければいいのでしょうか?
抑揚表現は歌詞の世界観を表現するためにある
抑揚表現をつけるのは曲を表現するためです。つまり、その曲の歌詞の世界観を表現することなのです。 抑揚表現を豊かにするには次のステップがあります
- 歌詞の意味を理解する
- 歌詞の言葉のイントネーションやリズムを掴む
歌詞の意味を理解する方法
意外に多いのが、歌詞の意味を理解しないまま歌っていることです。「意味理解してるよ、この曲で言いたいのはつまり会いたいってことでしょ!」と言ったような大雑把な理解では歌詞を表現することは難しいでしょう。歌詞の意味を深く理解するためには以下の方法がオススメです。
- 知らない単語の意味を調べる
- 歌詞の背景を考える
歌詞の意味が深く理解できたら次は言葉のイントネーションとリズムのチェックです。
表現を豊かにする言葉のイントネーションとリズム
歌詞にはその文章の流れに応じたイントネーションやリズムがあります。
それを理解するためには以下の方法がオススメです。
歌詞を縦書きにする |
譜面の横文字や、カラオケで画面がどんどん切り替わっていく文字ではなく、1度歌詞を縦書きで書き直してみてください。漢字を使い、適切な箇所に句読点も打ちます。この作業をすると、曲全体を一つの文章として捉えることができます。 |
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朗読をする |
書いた縦書きのものを、朗読してみましょう。言葉のイントネーションや、間の取り方などを確認してください。丁寧に読みましょう。 |
歌詞は物語である
歌詞は物語です。どんなメッセージを伝えたいのか、どう言葉を言えば良いのかを考えていけば、自然と抑揚などの表現はついていきますよ。
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