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穂乃花先生のカッテに名曲分析!

『負けないで』 vol.2-1

穂乃花イラスト
『穂乃花先生のカッテに名曲分析!』とは

私は普段、シンガーソングライターとしても活動しています。

曲を作る身としては、やはり名曲が名曲である理由を知りたい・・・!!

ということで、誰もが知るアノ名曲をカッテに分析してしまいます!

歌詞分析は個人的な妄想が含まれておりますので、『その解釈は全く違うと思う』とか、『あぁ!確かに!!』とか、はたまた『そんなん当たり前やんけ!!』など、様々なことを感じるかと思います。

でもそれがまた、歌詞分析の面白いところだと思うのです。
人によって違う受け取り方をする、同じ人でも年齢や状況によって違う受け取り方をする。
これは考え甲斐があると思いませんか?
(この分析を読んで、何か思う方がいたらぜひぜひ語り合いたい)

ぜひ、『そんなふうに感じる人もいるのだなぁ』という気持ちで、読み進めていただけると嬉しい限りです!

 

さて今日からは、ZARDの『負けないで』の分析です!!

Aメロ

「ふとした瞬間に視線がぶつかる
幸福のときめき 覚えているでしょ」

曲の冒頭では、昔の思い出を振り返っています。
”幸福のときめき”という単語から、主人公は恋をしていること、
”覚えているでしょ”という単語から、主人公と相手は恋人同士、もしくは両思いではないか、と予想できます。

なんだか甘酸っぱい気持ちになります。

Bメロ

「パステルカラーの季節に恋した
あの日のように輝いてる
あなたでいてね」

“パステルカラーの季節”という単語が頭に残ります。
私のイメージでは、パステルカラーといえば”春”です。
”春”を”パステルカラーの季節”とするだけで、ありふれた歌詞が、ガラッと印象的なものに変わるのが面白いです。

”あの日のように輝いてる あなたでいてね”
という言い回しから、今は隣にいる存在ではない雰囲気を感じます。
仮に二人が恋人同士なのであれば、別れてしまったのか?
なぜ別れてしまったのか?

この後の歌詞から探っていきたいと思います!

サビ

「負けないで もう少し
最後まで走り抜けて
どんなに離れてても
心はそばにいるわ
追いかけて遥かな夢を」

どうやら昔の恋人は夢を追って、主人公のもとから離れていったようです。
この曲を聴いた時、初めふたりは別れたのかな?と思っていました。
しかしそうだとしたら”心はそばにいるわ”という言い回しは可笑しな気がします。
ここで私は、二人は完全に別れたわけじゃないと踏みました!!
主人公は、相手が夢を叶えて帰ってくるのを待っているのではないでしょうか。

***

友人や自分の子供に向けた応援歌はよくありますが、昔の恋人が歌う応援歌は珍しいと思いました。
同じ”応援歌”というテーマでも、どの立ち位置から応援するかによって曲の個性が出るのだな、と勉強になります!

 

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