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咲恵先生ボイトレ奮闘記

『声質と音色』後編

こんにちは。

最近、生徒さんが頑張っていたりステージ上で堂々としている姿を見ると愛しさがこみ上げてきます。みんな可愛い。そして、「かわいい」って「愛しい」と似ていると思う今日この頃です。

さて、『咲恵先生のボイトレ奮闘記』今日はvol.19。

このブログでは日々生徒さんから寄せられる「声」「歌」への疑問点や悩みについてゆるりと解決していきます。

今日は、声の特徴について後編、です。

 

自分の声に自信がない

先日、自分の声に自信がなくなって「自分の個声って何だろう?」と聞いてきた方がいらっしゃいました。

声の特徴を決める二種類の要素

前回、「声の特徴をきめる二つの要素がある。一つは、声質。二つ目が音色、と言うお話をしました。この二つを知ってもらえたら、自分の声を理解するヒントになるかと思います。

声質は先天的なもの

声質とは、生まれ持った顔の骨格や体型によって先天的に決まるものです。これは変えることができません。親から受け継いだ、あなただけの特徴です。口が大きい、鼻が低い、腰が太い、などなどさまざなな要素によって決まります。誰一人として同じ声質の人はいません。

では声質にはどんな種類があるのでしょうか。

①高い声、低い声

高い声と低い声、これは声帯の長さによって決まるとされています。声帯の長さが短いと高い声、長いと低い声。身長が低い人は高い声、身長が高い人は低い声、とも言われています。

ギターの弦などもそうですね。弦などを張って、短くしたり長くしたりして試してみてください。高い低いがわかるかと思います。

高い声だと明るくて元気な感じ、低い声だと落ち着いて安定感のある感じなど、受け取り方は様々です。

②強い声、弱い声

音量ではなく、言葉のアクセントなどから生じる強さのことです。強い声はインパクトがありますね。弱い声は、自信のない感じや優しい感じを相手に与えます。

③明るい声、暗い声

同じ高さの音を出していても、人によって明るい暗いは違います。また、その日の体調によっても決まります。何かで落ち込んでいる時や、精神が不安定な時は、暗くなりがちです。

④太い声、細い声

太くて自己主張がしっかりとしている太い声、自信がないような細い声。どちらを個性にしている人もいますが、太い声はいい共鳴を伴っています。

自分がどちらなのかを確認してみてください。

上記4つの組み合わせだけでも、様々な組み合わせがあります。

音色は後天的なもの

音質は、生きてきた環境の中で変わってきたものです。

これは訓練によって、いい音質に変えていくことができます。

本来はとてもいい低音が出るタイプなのに、音色が悪くて低音が生きていない方や、特定の周波数の音がキンキンんなってしまう方、正しい発声方法をマスターして素直に声を出しましょう。

きっと今まで感じたことのない、本当の自分のお声に出会えますよ。

あなたの個声をとことん活かしたい

ボイストレーニングでは、本来のあなたのお声をいかすために、この音色をいい響きにするということを行なっていきます。

豊かな声の響きは、あなたの魅力を引き出してくれます。

一緒にあなただけの声、探してみませんか?

咲恵先生魔法使いイラスト

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