こんにちは!咲恵です!
年末年始、人前でマイクを持つ機会が増えるこの季節。皆さんも、カラオケやスピーチ、様々なシーンでマイクを使って話す事はありませんか?
先日とある知り合いのパーティーに行きました。そのパーティーで代表の方がマイクを使い、皆さんの前で話す場面がありました。「内容はとっても感動的なお話」で、私も涙・・・のはずだったのです。が!その方が話すたびに「キィィィイイイーン」と大きな音がなってしまい、私は気になってしょうがありませんでした。
会場にいた人もきっと気になってしまったのではないかと思います。
ということで今日は、咲恵先生ボイトレ奮闘記vol.34『マイクを使うと「キーン」と鳴る?不快な音の正体を暴く!!』です。
この「キーン」という音の正体は?
この「キーン」という音はハウリングという減少です。高い音で鳴る場合は「キーン」、低い音で鳴る場合は「ブォーン」となります。よく『ハウる』とか『音が回る』と言われています。
そもそもなぜハウるの?
ではハウリングのメカニズムを簡単にご説明しましょう。
- まずマイクへ向かって声を出します。
- マイクへ伝わった音がケーブルやアンプを通してスピーカーから出ます。
- そのスピーカーから出た音がまたマイクに入ります。
- その音がケーブルやアンプを通してスピーカーから出て、、、
これを繰り返してしまうと音がどんどん増幅されます。
結果、
高い「キィィィイィィィン」とか「ピー」とか「ブォーン」とか音が鳴ってしまうのです。厄介ですね。
これだけ!1秒でできる防止策!
- スピーカーにマイクを向けない!
- 音量を上げすぎない!
- マイクの頭を持たない!
この3つを試して見ていただくと、なんとハウらなくなります!以下で詳しく見ていきましょう。
①スピーカーにマイクを向けない!
スピーカーから出た音がマイクに入るとハウリングが起こるので、スピーカーにマイクを向けないのが大切です。
②音量を上げすぎない!
会場の大きさに対して音量を上げすぎると、スピーカーの音がマイクに入りやすくなり、ハウリングが起きやすくなってしまいます。
③マイクの頭部分を持たない!
「マイクの頭部分を覆うように持つ」これをやってしまうと、これまでマイクが、正面からの音のみをよく拾う『単一指向性』だったのが、360度全ての音を拾う『無指向性』に変わってしまいます。この状態になると周りの音をなんでも拾ってしまうのでハウリングを起こしやすくなります。
※因みにマイクの頭部分を「ウィンドスクリーン」と言います。かっこいいですね。
これに気をつけるだけで、みんなの嫌な顔からオサラバできますよ!
年末はお家でハウルを見ようかしら。
では!
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